今回は、黒いボディがおしゃれな人気車、トヨタ「ARISTO」の輸出手配を進めます。

ハワイ「ホノルル港」はAmericaの一部のため、たくさんの25年経過車輌が、クラシックカーとして海を渡っています。

日本人が行きたい観光地としても有名なHawaiiですが、実は車にとっても過ごしやすい国のひとつ。Hawaiiに輸出した方が、車の寿命が延びる……とも言われる理由は、雪や凍結の恐れがないからです。

日本では、冬になると多くの地域で降雪や凍結がみられます。このとき、車を安全に走らせるために融雪剤(塩化カルシウム)などが撒かれるのですが、この融雪剤に含まれる塩分が車に付着すると、車体のサビ、下回りの腐食などにつながってしまいます。

Honoluluをはじめとするハワイは島国のため、多少の塩害はありますが、雪国のような人工的に撒かれた融雪剤の被害と比較すると、大したダメージはありません。定期的な洗車程度のケアで、十分愛車を良い状態に保てます。

またハワイは温暖な気候のため、寒さでエンジンやバッテリーなどに負担がかかる、という心配もありません。このような理由から、同じ車輌であっても、日本よりハワイの方が寿命が長くなるんですね。
もちろん日本国内でも、北海道でアリストに乗るのと沖縄でアリストに乗るのとでは、将来的な寿命に大きな違いがでると考えられます。
中古車を購入する場合、その車がどの都道府県から来たのか、という点はあまり考えない方が多いと思いますが、実は沖縄や九州など、雪が少ない地域出身の車の方が、長持ちする可能性が高い、といえそうです。




