News新着情報

輸出参考事例 2019.06.26

各国の輸入規制 ①

年式規制

年式規制は、大きく分けると2パターンあります。

1.初年度登録(年月)

2.製造年

 

初年度登録(年月)は、車検証の初年度登録年(月)になり、国によっては

「日」までチェックされる国もあるようです。

車検証や抹消証には日付までは載っていないので、輸出期限ギリギリの

車輌の場合は、注意する必要があります。

 

製造年は、車輌の製造年になり、車検証に載っていない情報なので、

確実に調べたい場合は、「一般社団法人日本自動車工業会」が発行している

車体番号一覧表という本で確認することが出来ます。

 

出港日ベースか到着日ベースか

 

仕向け地によって、年式規制の起算が(出港時点)か(到着時点)か

決まっています。

 

出港時点で起算する場合はまだ調整しやすのですが、到着時点で起算する場合は、

船の到着するタイミングや遅延する可能性も考えないといけない為、注意が必要となします。

 

年式規制に適合しない車輌を輸出してしまった場合

 

もし、年式規制に適さない車輌を輸出してしまうと大変なことになってしまいます。

船積みされた車輌は現地で高額な費用を請求されたり、最悪とんぼ返りになる場合もあります。

その場合、往復の船賃や通関費用の負担と、日本国内でオークションで処分する場合、

新たに輸入車として登録し直さなければいけません。

職権打刻し、オークション出品した場合など、問題車輌とみなされ相場より低い価格で

落札されてしまいます。

 

十分な注意が必要となります。