ジャマイカ向け輸出前検査で、不合格となったいすゞ エルフダンプの修理を承りました。
輸出前検査(車体構造検査)では、走る・曲がる・止まるの車の基本的な部分のチェックと
破損・欠損・ボディーの凹みなどのダメージのチェックも行われます。
日本の車検基準より厳しくチェックされるイメージですが、不具合がある車輛がそのまま
仕向け地先に入国してしまい、整備不良のまま使用されると不具合車輛が街中に溢れ、
交通事情に支障をきたしてしまう恐れがあるので、不具合のない車輛を受け入れる国側からすると大事な検査なんです。
今回、不合格となったのは3箇所。
・リアバンパーの損傷
・エアコン操作パネルの操作ダイヤルの破損
・運転席ドアトリムの損傷
ダメージのレベルによっては、板金補修対応も可能なのですが、
こちらのリアバンパーは、サビ・腐食が酷く補修では検査合格レベルの修理が難しいと
お客様に説明をさせて頂き、部品交換にて対応させて頂きました。
続いて、エアコン操作パネルのダイヤル。
破損状態を確認したところ、操作ダイヤルを取り付ける軸が破損しており、
操作ダイヤルの取り付けができない状態でしたので、操作パネルユニットASSY交換にて
対応させて頂きました。
最後に、運転席のドアトリム。
取り付け状態もグラグラで、トリムに穴や割れを確認。
ドアトリムを交換し、綺麗な状態になりました。
再検査もばっちり合格し、あとは船積を待つのみです!
海外でも人気の高いダンプ、きっとまだまだ活躍してくれるはずです!