お車にお乗りの方なら『エンジンオイル漏れ』という言葉を1度は聞いたこと事があると思います。
メンテナンスを行っていても経年で知らないうちに発生してしまうトラブル。
そんなオイル漏れですが、2パターンに分けられます。
●内部漏れ
エンジンの内部で起こるオイル漏れ
●外部漏れ
エンジンの外側へ漏れるオイル漏れ
エンジンは金属のパーツが組み合わされて出来ており、接合部分からオイルが漏れないように
ゴム又は液体のパッキンが付けられていますが、そのパッキンの経年劣化でオイルの滲みや漏れが発生します。
外部漏れは、オイルが滲む程度であれば気が付きにくいかもしれませんが、
症状が進むと車輛の下(地面)にオイルが落ちてきます。
内部漏れは、外部からの確認は難しいですがエンジン内部に取り付けられているパッキンが劣化し
内部に漏れたオイルがガソリンと一緒に燃焼することで、マフラーから白煙が出る症状が発生します。
年式が古い車のマフラーから白煙が出ているのを見かけたことがあるかもしれません。
原因はオイル漏れだけではないですが、酷く白煙が出ている車輛は内部漏れが発生していると考えてもいいと思います。
今回、輸出前に車輛点検のご依頼を受け、その際にタイミングチェーンカバーガスケットからの
オイル滲み(外部漏れ)を発見し、お客様にご報告。
そのまま修理を承る流れとなり、修理をさせて頂きました。
エンジンオイルの漏れは、内部漏れも外部漏れも症状が進むとオイルが減っていき
エンジン内部の潤滑不良による焼付き、漏れ出たオイルに引火など大変な事になってしまいます。
車は経年劣化でいつかは故障します。
プロの目ではないと発見や見分け出来ない不具合内容もあります。
少しでもトラブルが無いように乗る為にも、プロの目による定期的な点検・メンテナンスが大事ですね!