今回は真っ赤なボディが渋い、フェラーリ355をUSAに向けて輸出させていただきました。
こちらのブログを読んでくださっている方はご存じの通り、25年落ちの車輌です。
アメリカ向けの中古車輸出には「25年ルール」があります。
25年以内に製造された中古車を輸出したいと思っても、右ハンドルの日本車はそもそも禁止。
左ハンドル車であっても、厳しい審査を潜り抜ける必要があります。
ところが、25年を過ぎてからは関税が安く?なるため、輸出のハードルが下がるんです。
という訳で、平成8年式のフェラーリも、スムーズに手続き完了。
こちらの車輌、25年走っているはずなのですが、走行距離がたったの50000km程度。
驚きの少なさですよね。
50000km÷25年してみると、1年間で約200km
セレブな乗り方と言わざるをえません。
ちなみに日本人の平均走行距離は、年間8000km~12000km前後だそうです。
こちらは2020年のデータですので、最近はコロナの影響でもっと少なくなっていると予想しています。
中古車を購入する際、走行距離が少なければ少ないほど良い、と思いがちですが、実はそうではありません。
近所のスーパーへの往復など、エンジンが温まる前に短距離移動して、たびたびオンオフしている場合、エンジンへの負担が大きくなります。
車に乗る時間が短い、と感じている方は、ちょっと遠回りして帰ったり、少し遠くへ買い物へ行ったりして、エンジンの調子を整えてあげてください。