今回は、輸出前検査を受け、残念なことに不合格になってしまった車輛の修理を承りました。
輸出前検査(車体構造検査)では、走る・曲がる・止まるの車の基本的な部分のチェックと
破損・欠損・ボディーの凹みなどのダメージのチェックも行われます。
日本の車検基準より厳しくチェックされるイメージですが、不具合がある車輛がそのまま
仕向け地先に入国してしまい、整備不良のまま使用されると不具合車輛が街中に溢れ、
交通事情に支障をきたしてしまう恐れがあるので、不具合のない車輛を受け入れる国側からすると大事な検査なんです。
写真の車輛のように不合格箇所があった場合、ガラスに記載されます。
今回の箇所は、走行に支障が出る箇所ではないですが、検査を合格させる為に
修理のご依頼を頂きましたので、修理作業を行いました。
トラックではよくあるのですが、背もたれのリクライニングレバーのノブが欠品していたので
部品を手配し、取付をさせて頂きました。
こちらの灰皿のフタが欠損しているのもよく見かけます。
フタだけの部品供給がないので、灰皿まるごと交換です。
再検査もばっちり合格し、あとは船積を待つのみです!
海外でも人気の高いダンプ、きっとまだまだ活躍してくれるはずです!