Malaysiaにある中古車販売店は2つに別けられ、1つがマレーシア国内で乗用された後に売却されて再販される
中古車販売店と、海外から輸入された中古車を販売している店舗があります。
このように輸入された中古車をリコンカーと呼ばれています。
このリコンカーを手に入れるには、AP(APPROVED PERMIT)と呼ばれる輸入許可書が必要となります。
このAPはマレー系先住民を優遇する経済政策で、AP保持者は100%マレー系となっています。
Malaysiaでのリコンカーの市場規模は全中古車流通の10%ほどですが、
中古車ディーラーで販売されている中古車より高級な車です。
その為ハイエンド層の中古車となり、国内の新車購入層より高所得層であり入手しづらく,高い関税がかかる
中古車を購入できる財力とネットワークが必要となってくるからです。
国民2人に1人が自動車を保有してるMalaysiaでは、車は裕福層の乗り物ではなく、庶民の足となっています。
長期の自動車ローンが普及しているため、低所得者でも購入しやすくなっています。
Malaysiaでは、日本からも中古車が多く輸入されており、東南アジアの国々では自動車の国産化という
産業政策を守る為、新車の輸入に対し様々な制限や関税を設けていますが、中古車の輸入については事実上
認めているようです。自動車の国産化を進める他国に比べて、マレーシア政府は
自国の自動車産業を守るという姿勢は少し弱いのかもしれません。