今回はちょっと変わった修理依頼を承りました。
オーストラリア向けに輸出するTOYOTAハイエースです。
見た目では介護車輌かどうかわかりません。
車いすのマークがあるので、かろうじてピンとくる方もいるでしょうか。
でも後ろから見たら一目瞭然。
介護用のパーツが取り付けられています。
こちら、自動で動く電動椅子なのですが、誤作動を起こしているという理由で修理依頼。
電動椅子が思うように動かなくては、現場が大混乱です。
という訳で、問題の箇所を特定し、修理に入りました。
このハイエースは、ウェルキャブ(福祉車両)として販売されている車種になります。
乗せたい車いすの台数、乗員によってカスタマイズできる、介護の現場に欠かせない一台です。
送迎に使う場合は、乗員数が多いものを。
必要に応じてストレッチャーを付帯したものなど、幅広い使い方があります。
介護の現場で働いている方や、家族が介護サービスを受けている方には、おなじみの車輌ですね。
しっかり修理を施して、元気に旅立っていきました。
ちなみに海外では、日本のような”介護するための福祉車両”ではなく、障がいのある方本人が車いすでも運転できる車輌など、自分で移動するタイプの福祉車両が主流だそうです。
不自由な部分があっても、自分の力で移動できる。
そのお手伝いをしてくれる車が、日本でも増えたら良いなあと思いました。